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近江富士をゆく [関西のやま]







あれだよ、あれ!

名神(高速)を走っててさ、
竜王のあたりだっけ?
あのもっこり山ね!
おうみふじっていうのか。





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いつも気になってたんだよ。
新幹線でも見えるじゃんね~。






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滋賀県野洲市(やすし)。
三上神社(みかみじんじゃ)前の無料駐車場から
道路を渡れば案内板あり。


おやまくらぶは近江富士をゆく。





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SUZUさん
「おっ、【デビルマンのわっしょい】ですね」
(※わかるヒトいます?)







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へ~、三上山(みかみやま)っていうのか。
看板があるからすぐわかったよ。







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イノシシよけの柵を越えて出発だ。








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表道から入って裏道から戻ってくるんだって。

頂上まで1.1キロ?
標高432メートルってさ。
すぐおわっちゃうじゃん。






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マスターY
「今日はこのハイキングとあわせましてね、
安土城跡をゆくダブルイベントでございますよ。」

そうなんですね。







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なんじゃ、【割れ岩】?
ひまんどかくにんって立て札に書いてあるよ。






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(上部からさつえい)
へぇ、ここを通り抜けるのね。







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SUZUさん
「ぐぐぐ、ザックをおろせば通れますね。たわいもない。」
(というくせに実際ザックはおろさない。)







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「ワタシはみなさんに安土城をはやくお見せしたいのですよ。」







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おっ、いい景色になってきたな。








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あっという間に着いちゃったみたいだよ。
ここは展望台だ。





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ちょっとかすんでるかな。






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その先に神社あり。






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マスター
「おっ、いいあんばいの岩があるじゃん!
ここでごはんにしようよ。」

SUZUさん
「こ、このタワケモノ!(ボコッ)」
うぎゃ!←マスター

「これは【ごしんたい】ですぞ!
中華テーブルではないのです!

そもそもみかみとは御神のことですよ!」








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「もうしわけございません!おゆるしを~」

ヒトが見てるからやめてくれ。









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なんだよその岩ならいいのかよ。

「今日は【べんてん】を買ってみました。」

はぐらかすな。








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これで下ります。








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そして来てしまった安土城跡。

・・・なんか殺伐としてるな。
土曜だというのにヒトもまばらだし。

こりゃイヤな予感しかしないぜ。







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カネとるんかい!?
700円もか!
城なんてないんだろ?







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「歴史の息吹を感じて下さい。
700円など安いものです。」







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「ご覧なさい。秀吉公の屋敷跡ですよ。
ドラマの話ではありません。
マジの話ですよ。」

そうか?そんなことでかんどーするか?

なにより「伝・羽柴秀吉邸」の「でん」がひっかかるわ・・・
カネの匂いがプンプンするぜ。

「伝とは、そうですね、【THE】みたいなものです。
ザ・ヒデヨシハウスってことですよ。」

いや違うぞ。
伝とはすなわち、
「そういわれている。」あるいは
「そうだといいな。」はてさて、
「そうゆーことにしましょう社長!」ってコトだぞ!

なにもかもが怪しく見えてきたぜ・・・



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「さすればコレはいかがですかな?
仏像が石段に使われているのですぞ。
仏に帰依しない信長の貴重な証左ではないですか?」

いやオレのココロは1ミクロンも揺れないわ・・・・







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それよりこの段差がつらい!
さっきの山よりよっぽど大変じゃないか。

「信長もここを歩いたのですよ」

はぁ、はぁ、
当然この先に絶景があるんだろうな?
700円払って見る景色だからな。






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「皆さんよーくご覧なさい。
450年前に信長が見下ろしていた景色ですぞ。」

マスターY
「・・・・・・・・・・・・・・」
マスターT
「・・・・・・・・・・・・・・」




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これはいいとこ100円だ。
しかもその100円はさ、さっきマスターにもらって
食べたお菓子いろいろの代金だわ。






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あの景色みてナニそんなしゃべることあるの?







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もういい!マスターもいちいちカンシンするなよ!





オレは不機嫌に見えるもしれないが
久々に再会したマスターTが
イロイロと手土産をくれたので
実際はホクホクなのであった。
(このりんごジャムは母ちゃん喜ぶぞ~)

気遣いのヒト、マスターTは会うたび何かくれるので
どんなものをもらっても十分に対応できるようにと、
オレは新しく大きめのザックを購入したのであった。
お返しのコトは一切考えずに。







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お土産持ち返り専用ザック

「ホグロフス KATLA RT 30 」

①お土産をもらったらすぐにしまうことが可能な
グルグルぱっちん方式
②防水生地でアメの日もお土産を鉄壁ガード。
③お土産以外にも登山用品や着替えが収納可能。



マスターとホグロフスを賛美して

ここは筆を置きたい。



















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