CARL ニューロールメモ [雑貨っていいな]
12月のおわりに。
昼ごはんを食べ終えたオレは
カイシャを抜け出して
友人との待ち合わせ場所に急いだ。
おっ、いたいた
おーい待たせたなぁ
オレのともだち
かりそめの名は「せっきん君」
めっちゃ大の字やんけ!
枯葉を集めて遊んでんの?
(ロボット掃除機ごっこ?)
えっ オレも集めろって?
やだよ恥ずかしいよ~
こうやってお話するのも
結構勇気いるんだよ。
ほらほら、あのOLさんが
走って逃げていったじゃんかぁ
どうする、追いかけるか?グヘヘぇ
空とびそうだな~
い、いや、もうやめよう。
・・・・・・・
今日もまた、物言わぬ彫刻に
語りかけてしまった。
この崩壊しちゃった精神状態・・・
3年ぶりに名古屋の住まいに帰ってみれば
そこにあったはずの「父の場所」はなかった。
いつの間にかシュワシュワっと消えていたのだ。
自分の部屋もなくなり、キッチンあたりで
ウロウロするケモノに寄り添う者はいない。
近づけば近づくほど離れていく子供たち。
・・・昨日も声を上げて叱ってしまった。
いや、まだ遅くない。やり直すのだ。
まずはこの、ホントに何のおもしろみもない
キッチン回りから変えていく。
オシャレな雑貨で変えていくのダー!!。
まずは母ちゃん、
そのチラシの裏を使ったメモ書きの束は
いますぐ捨ててちょーだいっ!
カール「ニューロールメモ」
し、しまった
予想に反しでかすぎた。
大きすぎるそのサイズは
製作中の「ロビ」の上半身とほぼ同じ。
(みんなも作ってるからモチロンわかるもんね!?)
ペン差しもついてる。
カパっとカバーをとってロール部分がこれです。
なるほどなるほど
ここがキモ。
レバーを下すとニューっと
4センチほど紙が押し出されるのよ。
このギミックの魅力に
冷戦状態にあった子供連合も
とうとう停戦を求めてきたよ。
(センソウハンタイ)
やりたいのかね
そうかそうか。
ガシガシ
ビリビリッと気持ちよく手で破れ!
じゃんじゃんきりまっせぇ!
なんだったら冷蔵庫から
スライスチーズとかハムも持っといでーっ!
ムフフ(満足)
もう怒らないから正直に言いなさい。