猿投山をゆく [愛知のやま]
11月早朝
クルマは東名名古屋ICから東へ
愛・地球記念博記念公園(モリコロパーク)を
抜けて猿投グリーンロードへと進む。
豊田藤岡ICを降りてすぐ。
盟友SUZUさんと共に
二人で挑むは猿投山(さなげやま)
標高629m
道のりは穏やかだが5,6時間の旅になるという。
7時半というのに
駐車場は満車なのであった。
それほど人気のやまなのか?
予想以上に寒かったですな。
風流な水車を横に
知の巨人SUZUさん(左の人でーす)
同じ年ながらその知識の広さに
オレはいつも感心させられる。
当然、若いヤツとかわすような
チャラい話など全くなく、
話題はもっぱら
「確定拠出年金の有効な運用」について。
渋いぜ・・・
トコトコトコ
確かに穏やかな道のりだ。
ただ
舗装された道が続くので
脇にクルマがいっぱい止まってる。
こいつは歩かなくても
クルマでどこまでもいけちゃうってコト
興ざめだぜ。
気がつくとSUZUさんは朽ちた木を
杖に見立て持っていた。
SUZUさんはどんな状況にあっても自然を
味方につける男なのだ。
展望台に到着。
眼下に広がるは豊田の街並み
左のほうに豊田スタジアムあり。
東の宮に到着。
祈念するSUZUさん
「ぼそぼそ・・・(山ガール、山ガール)」
えっ!?まさかな・・・聞き間違いであろう。
道の途中で開けた景色。
遠くにアルプス。
頂上はもうすぐだ。
おお
SUZUさん
つきましたよ~
SUZUさん
「ここですね、コレが三角点です」
オレ
「へー、意外と地味ですね」
近くに座っていたおじいさん
「三角点はこの奥に行ったところだよ」
ここなのか
遠くを見つめるSUZUさん
アドバイスをくれたおじいさんのコトなど
まるで聞こえてなかったようだ。
素敵だ・・・
あー登ったなあ白山、
伊吹山のとこ「右端より左端」(?)
さぁ寒くなってきたし下りましょう。
途中奇怪なモノに出会う。
SUZUさん
「これはカエル石です」
えっ?顔が書いてある!?
これはアリなんですか!
なんだって顔をかけばカエルじゃないですか!
というかオレにはイルカに見えますよ!
SUZUさん
「(スタスタスタ・・・)」
あっ
SUZUさん待って!
猿投七滝のひとつ、
「血洗いの滝」
えっ?これが滝?
SUZUさん
「そうなんですよね、意外とたいしたことない滝って多いんですよ」
その先にあった滝を見つけたオレ
「SUZUさん!あったよ!これでしょ!
これが血洗いの滝だよね!
あっ!SUZUさん、待って!待ってよ!
置いてかないでぇ!」
SUZUさんはオレを置いてトコトコ先にいってしまった。
この時、二人の間には緊迫した空気が生まれていた。
この岩場をモトクロスバイクが爆音をたてて通り過ぎて行った。
この山はホント多様性にとんでいるのだ。
トレランのヒトもホント多かったな
(登山者より多いよ)
「団九郎の岩場」(と思う)
SUZUさんの怒りを恐れたオレは
あえて確認はしなかった。
ああ
何をしゃべればよいのか?
二ツ釜滝。
ここから猿投七滝遊歩道へ。
なるほど
七つの滝を越えると
おお、東海環状自動車道ね!
うきゃーっ!
SUZUさん
「これです、
これをとってください。」
あっ、はい!
SUZUさん
「興奮しますね」
上機嫌になったSUZUさんは
終点となる猿投神社へ。
七滝のあたりから
帰りまで結構距離あったね。
やっぱり5,6時間かかったわ。
SUZUさん
12月も1回くらいはやまに行きましょうね
SUZUさん
「いいですけどね・・・」
けどねって、
けど何ですか!?