岩古谷山をゆく [愛知のやま]
名古屋市東部長久手から
香嵐渓(こうらんけい)を抜けて
2時間ほどの朝の9時。
ここは愛知県設楽町(したらちょう)
無料の駐車場にはすでに10台ほど
クルマが止まっていた。
「和市(わいち)登山口」から
始まる新たなおやまの物語(ストーリー)
おやまクラブ
岩古谷山(いわごやさん)をゆく。
オレがひそかに持つ「おやまの書」には
低山で短い距離ではあるが
景色もよくって難所もあるぞよ、
楽しいぞよって書いてあった。
やめろ!変な案内するな!
すぐ堤石峠(つつみいしとうげ)につく。
休憩がはやい!たるんどる!
ほら1時間でついちゃうよ!
はっ!
談笑していたオレ達に緊張が走る。
SUZUさんがあの伝説の
「赤いくまモンタオル」を取り出したのだ。
「わたしが登るのにふさわしい山です・・・」
SUZUさんマジモード突入
おやまマスターSUZUさんが
ニッポンのヤマ100選を再定義した。
その選ばれたおやまだけが
「SUZUさんズRED」を見るコトができるのだ。
いいんですか?
本当にこんなやまでいいんですか!?
標高799メートルですよ!
バリバリの初級ランクですよ!
じつは岩古谷山を経由して
5時間半のウォーキングコースとかあるんです。↓
http://www.shitara-trail.jp/mountain/iwakoya/
なんども説得したのに
弱虫SUZUさんは了解してくれなかった。
「そんなに歩くのはやめましょうよ~」だって
(涙でてきた・・・)
おっと急な階段だな!
なるほどアドベンチャーだぜ
むきだしの岩肌と急斜面がオレたちに立ちふさがる!
おお、ついちまった。
ザ「奥三河」だぜ!
キレイなこった・・・
きゃっ
まぶしい!
誰?そこにいるのは誰?
こいつは気分がいいな
はやいけどなんか食べようよ。
SUZUさん
それって普通にお弁当じゃん!
もうこれって登山じゃないよ
ピクニックじゃんか!
ピクニックのランチじゃんか!
かたわらを親子連れが通っていく。
こどもが驚きの一言
「お父さん、やきそば食べてるよ!」
うわーはっはっはっ!爆笑!!
僕たちはおにぎりだね、とかいうていたな
この後出会う度に
「あっ、やきそばのヒト!」っていわれていた
しらないコドモがしゃべっちゃうくらい
SUZUさんはヒトを引き付けてやまない。
結局ショートコースで堤石トンネル登山口まで戻って
和市登山口へ帰ることになったよ。
くさり場だ!
テンションアップ!
あずまやか?
メッセージが刻まれている。
「乙女よ 我と一時をあかそうではないか」
いわせていただこう・・・
ダサい!
ダサすぎる!
イ〇ローのTシャツパフォーマンスなみにダサい!
「いいじゃありませんかぁ~ へらへら」
なんかすごい急斜面だ。
これ登りだったらかなりキツイな!
しんぴてき
すっげー滝も出てきた。
「こうもり穴」って張り紙があるよ。
奇岩がいっぱいだ。
おっ、やっと下りきったな。
あれ?堤石トンネル登山口の方が正式の登り口なのかな?
こっちから登ったらホント急登だったね。
(SUZUさん、知ってたんじゃないの?)
国道に出たので最初の和市登山口まで戻りましょう。
この後
SUZUさんの提案で
岐阜県恵那市の「岩村城跡」を見に行ったのだが
ホントにクソおもしろくなかったので
一行も書かない。
おしまい
ヤマケイアルペンガイドNEXT 東海周辺 週末の山登り ベスト120
- 作者: 西山 秀夫
- 出版社/メーカー: 山と渓谷社
- 発売日: 2015/01/26
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秘伝書