尉ヶ峰(じょうがみね)をゆく [静岡のやま]
ここは静岡県浜松市
三ヶ日ICを下りた我々一行は
20分ほどで目的地の
国民宿舎奥浜名湖へ
隣接する公園の駐車場にクルマを置き
ストレッチもすることなく
そのまま歩き出した。
なぜならば
そう、これはハイキング
なんちゃってハイキングだから。
尉ヶ峰(じょうがみね)
標高433メートル
奥浜名自然歩道をゆく
(しかし暑いね)
歩き出してすぐに
展望台
二三月峠(にさんがつとうげ)
浜名湖が見渡せるという眺望の良さで
チョイスした尉ヶ峰であるが
ここから富士山も見えるというのもポイントであるのだ。
な、なにも見えん・・・
あれ、スタートここから?
運命の2択
「はりきりコース」と「のんびりコース」
誰も何も口にしない。オレ達のポリシー
(無言でのんびりコースへ)
(突然)
「あんたたちワカイ人ははりきりコースをいきなさい!」
後ろを歩くご婦人に諭されてしまった。
わかりました
はりきればよいのですね。
(といってもたいしたことない)
富幕山(とんまくやま)まで行くプランであったが
時間の都合で今回は尉ヶ峰(5km)とさせてください。
怪しげなミステリーゾーンに突入
なんじゃ、ここは!?
到着か
尉ヶ峰
あらま、可愛らしいこと
ここも見えぬ
さらにすすみ
その先のハンググライダー発着ポイントへ
おおやったぁ
浜名湖かぁ!
先ほどのご婦人
「どう?絶景でしょ?」
オレ
「・・・まぁまぁですね、まぁまぁ」
「えっ?どこと比べて?」
(胸を張って)よくぞ聞いてくれたな
「そりゃ笠置山!笠置山でしょ!」
「えっ?かさ・・どこ?(困惑気味)」
別の夫婦
「お父さん、かさぎやまってドコ?」
「しっ、構うな、黙っとこう」
あたり一面を不穏な空気が漂う・・・
やっちまった。
ああ、誰か助けて!
この絶体絶命のピンチに
なんじゃもんじゃ神は天上人をつかわした。
「すみませーん、ちょっとおじゃましまーす」
天上人A
「いやあ、それでね
サークルKのバニラソフトはお店のヒトに頼めば
大盛りにしてくれますよって、会社の若いヤツが
いうもんだから、コドモといっしょに買いにいったわけよ」
天上人B
「ほーっ、それでそれで?」
「コドモと2個注文してさ、
すみません大盛りにしてくださいっていったら、
決められた量が入ったカプセルを注入するので
そんなコトできません!って怒られちゃって、
回りの他の客にも、なんだこの親子?みたいに
みられちゃってさぁ」
「そりゃ恥ずかしいな!」
「コドモも、お父さんとは
二度とコンビニは行かないって怒っちゃったんだよ」
「コドモはそういうの傷つくからね~」
「だから今度は『寿がきや』で頼んでみよかなぁ」
「なんてね~ はっはっはっ」
ドタドタドタ!
ばさーっ!!
深淵なるメッセージを残して
天上人は天界に帰るのであった。
合掌。
帰り道
もう汗でビチョビチョだよ
お風呂借りようぜ
(日帰り入浴510円)
夏山は始まったばかりだぜ!
(おっ、コクワ!)