愛岐トンネル群をゆく [愛知のやま]
本当に誰もいないの?
ホントはこの目の前の箱に中に
こっそり運転手さんが入ってるんだろ?
なんちゃって無人電車なんだろ?
(バンバンバン!)
すみません!中に誰か入ってますかっ!?
SUZUさん
「や、やめてください!
モニターから監視されていますよ!」
名古屋市営地下鉄東山線。
藤ヶ丘駅を降りたオレたちは
そこからこの「リニモ」を利用した。
その名の通りリニアモーターカーだぜ!
ただし残念ながら無人自動運転とは名ばかりで
この箱の中に駅員さんがこっそり入っているのだ。
終点の八草(やくさ)からは
愛知環状鉄道へ
おお、岡崎から高蔵寺まで結んでるのか
コレは便利だな。
JR高蔵寺駅からマスターたちと合流し
オレたちは目的のJR定光寺駅へ降り立った。
マスターY
「おーっ、まさかの行列!
まだ1時間前なのに!凄い人気ですね」
「はいオジサマどうぞ~」
旧国鉄中央西線
廃線とトンネル郡保存再生プロジェクト
第18回秋の特別公開
「愛岐トンネル郡」をゆく。
11月26日~12月4日の9日間開催
こんな感じでモクモク走ってたのね~
1966年に廃線だってさ。
そんなかつてのトンネルを歩くのです。
ロマンなのです。
ザクザク
レールも枕木もないのが残念だけど
片道1.7kmで4つのトンネルをくぐるんだってさ。
しかも紅葉がピークでんがな。
SUZUさん
「かつて列車強盗が多発した頃はですね、
捕らえられた罪人はこの器具で責めおとされたのです。」
「こんなんで二の腕の下側のたるんだ肉をはさんで、
きゅーっと!きゅーっと!」
いたたたた!それは痛いな。
おーっ!
なんか遠い記憶の果てにうっすらと思い出したぞ!
昔はペットボトルがなかったからさ、
家族でさ、弁当を食べながら飲んでたな~
汽車土瓶っていうのか!
懐かしい~!
フレームがよいな。
紅葉とノスタルジーのハーモニー。
SUZUさん
「うひょひょひょひょ~」
(子どもが乗りたそうにしているのに
全く意に介さない。)
ヒトは去ってもレンガは残る。
明かりがなくてもなんとかね。
暗闇にあるライトも雰囲気あるある。
でかいな!
車輪でかい!
売店があったり催しものをやってたり
こりゃにぎやかだ。
「え~っクラフトワークのAutobahnに続きまして
ウルトラボックスのThe Thin Wallをお聞きください。」
(※オレの幻聴か?)
「あー!もしかしてだけど~!もしかしてだけど~!」
(幻聴に間違いない)
この最後のトンネルは長いな
まっくらだ!
ここで行き止まり。
折り返しだってさ。
川沿いなんだな。
このまま近くの定光寺公園へ。
あー!ハイキング!さいこ~!
とはいっても締めるとこは締めようぜ。
オレたちはあくまでも「おやまクラブ」だからな
はぁはぁ
この道でいいのか?
SUZUさん
「この先にお寺があるはずです」
きゃーっ!
気がつけば傍らに山道が!
子ども
「あのオジサンたち、なんであんなトコ
歩いてるの?」
お母さん
「しっ!見ちゃダメ!」
クスクス笑われながらも
定光寺に到着。
ビューポイントから名古屋駅のタワー群が見えた。
いやぁよかったよ
よいハイキングだったよ。