浜名湖フィッシングリゾートに行く

おお、マスターＫ！
すげーな！こんなのつけちゃったの？
これならセットしたまま現地までいけちゃうね！







2016年秋。
何年かぶりに菅釣り復活だ。






マスターのクルマに
もう一人のオトコを乗せて。
その晴れの舞台は
静岡県浜松市
浜名湖フィッシングリゾート。
シーズンスタートの日です。






「今日という日が思い出になるといいですね～
   なんか釣る前からワタシの方が1匹多いみたいで
   申し訳ないですけどね。ひょひょひょひょ」

おやまのぼりにSUZUさんという障害があるように
またしてもオレを悩ますオトコが立ちはだかる。

かりそめの名はMISO。
しばらく消息を絶っていた謎多きオトコ。

その突然の電話。

MISO
「知ってますか菅釣り？
   今すごい流行ってるんですよ～！
   いっしょにいきましょうよ！
   ねっ？ねっ？
   あっ、ちなみにワタシは
   タックル持ってないんで
   お借りしますけどね、アナタに。」

 








1日券4200円か（7:00～17:00）
ちょっとずつ値上げしちゃってるのね。

たいして釣れないだろうに
オレの3種の名機を使わしてくれとな？
笑止。
ホームセンターで親子釣りセットでも買うてくるがよい。
ふぉふぉふぉふぉふぉ






バシャバシャ

MISO
「うわぁ、すごいな、かんたんに釣れちゃう！」





「あははは！なにこれ！エサ釣りみたいですな」


ガーン・・・・
なんじゃ





ああっ
心細かったオレにも1匹きたぁ！






ありがとよ！オマエは優しいヤツだな！
となりの変人に捕まえられなくてよかったよ。
なんかとったそばからそのまま食っちゃうそうだよ、
なぁ、ヤバいだろ？
みんなにも伝えといておくれよ。
じゃあな、そっと入水な、そっとな。元気でなぁ。





マスタ～！
ちょっとオレのハナシ聞いてる？
「REZ INFINITE」だよ！
あれはすごい！マジですごい！
あの、なんていうか花火の中に飛んで行って
自分で尺玉を爆発させてきらびやかな
粒子に包まれて、それでさ、

マスターK
「すみません、今忙しいんで・・・」

「とーなめんたー」になってしまったマスターは
キャスト→ヒット→ネットイン→リリースの一連の作業を
1セットにしてそれを30秒以内に連続して行うという
何かオレとは全く違う世界に旅立たれたのであった。








MISO
「おかしいな～全然釣れなくなっちゃった・・・
  サカナが寄ってこないんだよね～」

（※クックックック）

「いつも誰としゃべってんですか？
  もしかしてサカナに話しかけてるの？
  今年の紅白の司会は誰だろうなぁとかいってたでしょ？
  ちょっとキモチ悪いのでやめた方がいいですよ。」

ええい、うるさいヤツだな
オレはサカナと分かり合えちゃうんだよ。

「そんなことより一服いれましょうよ」







オーマイガット！
ユーラクのチョコケーキ！
オレの一番ダイスキなお菓子がここに！






「まぁタバコでもすってくださいよ」
アメリカのなんかの調査で単純に1本すえば1分寿命が
短くなると思えって書いてあったぞ。

ふーっ・・・
（久々のタバコはうまいな）

あー（背伸び）
天気もいいし！悪くない1日だな！

ん？ボソボソなんか聞こえるぞ

えっ？誰？
（ワタシです。さっきのサカナですよ！）
おーっ、ありがとな！
どうしたどうした？
（さきほど助けていただいたお礼に
  ささやかですが贈り物をご用意しました。
  ぜひお受け取りくださいな）
わりーな！なんか気ぃつかわしちゃってさ！

なにかな～？
池に落ちてるロストルアーかなぁ。
（プラグがいいなぁ～）






MISO
「・・・あの～、さっきからスゴイ気になってるんですけどね」

ん？なぁに？

「アナタのまわりのそれは何ですか？」






ぎゃーっ！
なんじゃこりゃー！
だれかゲ〇でも吐いたのかー！！

「よくそんなとこで釣りますね。
   そういうの気にならないヒトって
   いるんですね～」





さ、サカナぁ！
くれるってコレかーっ！
ブクブクキモチわるー！
やめろー！

お、おえっ・・・・

うう、
身の毛もよだつとはこのことだな。






しまった、
またアヤツがエンジンかかりだしたぞ。





しからばオレも・・・
バシャバシャ

MISO（※わざとらしく大きい声で）
「あれっ？それって〇レット〇レットじゃない？
   そいつは釣っても【カウント】に入らないヤツですよね？
   〇ンチキですよね、〇ンチキ!」

いいや！違いますね！
それをいうんなら、そもそも
スプーン自体がサカナにとって【〇ンチキ】だろ？
【疑似餌】なんだからな！
その前提の前ではすべてが肯定されるはずだ！

オレだって〇る〇るとかは使わんぞ！
（まわりのヒトに聞こえるように）
それでいいだろぉ！いいだろ～！


（シーン）



ああ・・・
オレは何か大変なことをしてしまったようだ。
釣り場全体が非常に重たい空気に
包まれてしまった・・・
友達の家で隠してあった【へんたいビデオ】を
見つけてしまったような気まずい雰囲気だ。


（反省の意味を込めて3分ほど息を止め自分を罰した。）







きょういちのサカナ
（ふつうのスプーンでいったぞ）






MISO
「いやぁ、マンゾク！楽しかったですわ～」

マスターKももう十分というので
もったいないのに2時にこの場所を去ることになった。
（ホントにもったいない）







マスターＫはいうに及ばないが
MISO氏はオレの倍は釣っていたであろう。

だがオレの手入れの行き届いた釣り具を使ったことを
考慮すれば大体オレと同じ数か、
あるいはオレの方が少し多いかな？という感じであった。

まぁ引き分けということにしておこうか。
自然を愛するオレに数は関係ないけどな。
まさにマスの理論だ。
なんつって！にゃはははははは



浜名湖フィッシングリゾート↓

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