金勝山（こんぜやま）をゆく

「最近のオマエ達はなんだ！
お母さんのゆーことも聞かずに
ずっーとスマホしてんだろ！
１日中ダラダラとゲームばっかりして、
いったいなんの意味があるのだ？
目が悪くなっただけじゃないか！

時間を決めてやりなさい！
それから夜はすぐ寝なさい！
わかったな！
返事は？」

子供たちに父としての威厳を見せオレは部屋に戻った。









「ごめ～ん！りんくぅ！
ヘンなとこで待たせちゃったね～
今日はトコトンやっちゃうよ～ウケケケ！」








「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」

シリーズ最高ケッサクがオレの日常生活を激変させてしまった。

すべての時間を奪っていく、とてつもない破壊力。







あの遠くに見えるお城に一番悪いヤツがいる。
お姫さまもどうやら捕まってるみたいだ。

だがオレにはかんけーのないハナシだ。

なぜならオレは絶対に行くことはないからだ。
近寄ることすらないと断言しておこう。

オレは今日も高台からこの広い世界を見渡して
お気に入りのやまを選んで登るだけ。

ああ、岩肌にへばりつくだけなのに
なぜにこんなに楽しいのか？






マスターY
「ちょっと聞いてるの？
キンカチヤマじゃないって何度言えばいいの！
こんぜやま！コンゼヤマ！コンゼです！」

マスターの怒号がオレを現実世界に引き戻した。

そうかここは滋賀県か。







てりー
「サァサァ 何ヲお求めニ ナリマスカー？
ソレトモ 何カ売ッテ イタダケマスカー？」

名神高速栗東インターチェンジから
30分ほどの上桐生（かみきりゅう）駐車場。
利用料として500ルピーが必要だ。

いや、500円、500円だ！
いかん！ゼルダのコトは忘れろ！







ううう・・・
この感じ、めっちゃゼルダ感あるじゃねーか！








おーこんな景色みたら
シンボーできん！

あーもう！げんかい！

「コログのおとーさぁーん！
ドコにいるんですかぁー！
コログのう〇ちがもう70個もたまってますよー！」

はあはあっ、
あースッキリした。

まだ4エリアしか開拓してないんだよね～
なんか外に出てみたいような～
出たら終わりが近づくようで寂しいような～








この前つい「出来心」で未開の地に足を踏み入れちゃってさ、
なんやかんやで「ゾウさん」をかいほーしちゃったんだよな～

ああ、あのコは可愛かったなぁ～・・・・






こんどの「ゼルダ」はさ、ホントに何でもありなのよ。
いや、反対に何もしなくていい。敵と戦わなくてもいい。
モチロンいきなりラスボスの城まで行っちゃってもいい。
（そしてたどり着く途中であっけなくボコられる）
ストーリーかんけーなし！やりたいコトだけやってりゃいいのよ！
そしておなじみの謎解きもふんだんに用意されてまっせ。

なにより、登山愛好者にはさ
なにかトクベツに感じるモノがあると思うんだよなぁ～
どこでもドンドン登っちゃってさ、その先の絶景がさ、
そしてそっから一気に飛び降りてさ！

釣り好きのお父さんもたまらんですよ。
秘境の川でサカナの群れを見つけた時の興奮はハンパない！

はあっはあっ、
こんぜやまっていう山はないんだ。

今日は鵜冠山（とさかやま）、竜王山をいくんだってさ
ビューポイントはこの天狗岩と耳岩だそうです。








ゼルダの世界は雨も降る。
でおったなモンスター「二人羽織」め！

手に入れたばかりの「ファイアロッド」で
まる焦げにしてくれるわ！







むぎゅーっ





おー！ゲンジツ世界にしては景色いいじゃないか！







（後ろからそーっと近づき）
背中をどん！

マスターY
「わっ！やめてよ！何するんですか！？マジで危ないよ！
えっ？『ミファーの祈り』があるから1回は死んでも大丈夫？
ホントキモチ悪いからゲームのハナシはやめて！」








カメラのフレームの外にもわんさかお客さん。








この日は雨がぐずつくのでした。







駐車場でハイキングマップがもらえて
案内板もあるし安心だよ。







これもうまい事のせたな。







おーっ、あれは新名神だね。






ああ、またシンボーできなくなってきた。






くぅーっ、これなんかそれっぽいじゃんか！








ああ今日もはやく帰ろう。

（こんぜやまはいいトコです）

ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド [Wii U]

• 出版社/メーカー: 任天堂
• メディア: Video Game

ワタシはWII Uでやってます。